2019年も残りあとわずか数日となりました。

クリスマス当日をウインターイルミネーションのデンパークで。

クリスマス当日は晴れて気温も比較的暖かめ。ホワイトクリスマスではありませんが、パフォーマー的には雪はあまり歓迎できない、むしろ暖かい方がありがたいのでショーはどの回も多くのお客さんにご覧いただけました。

しかしながらどの回も順調にスタートできたというわけではなく、集客はあくまでも自力で、ショーのスタート方法も微妙に違っており、普通にご覧いただいているお客さんにはどうやっても気づけない部分で強い拘りがあるスピニングマスターズ。

逆にショーの構成やスタート時の拘っている部分など、一般のお客さんに気付かれるようではプロフェッショナルとは言えないのかも知れませんね。ましてやこのページのようなレポートを写真や活字だけ見ているのはまったく感じることは無いと思います。

で、今回のレポートはこの日実施した4回のショーを振り返りながら、同じショーの同じような演目の、大して変わり映えのしない写真を並べて、その時に感じていたこと、気を付けていたこと、こんな風にショーをしたなど、裏側のエピソードを含めてクリスマス特集のレポートを。

 

1回目2時よりスタート。

こんなに長年やっている現場でも「へぇ~大道芸やるんだって!」と準備中のパフォーマンスエリアを通過するお客さんも多かったり、「あっ!あのOK!OK!の人だ!」と気が付いてくれる人も。またスピニングの出演日を目指して来てくれるお客さんが多い場所でもあるのです。

定刻10分前。徐々に準備をしながらショースタート時の雰囲気を作りながら動き回るOK!ヒロヤ。集客のアナウンスはしない。「やります!やります!」と必要以上にクドイ呼び込みはしなかったこの日の初回パフォーマンス。

初めからショーの準備が完全にできているわけではないので、このタイミングからMCを開始するというポイントもあるのですが、この回は特に遅め。遅めというよりは短時間で一気にスタートした感じ。それと言うのもスタンバイ状態になりMC開始の前に出待ち状態になって、あまりお待たせしてもいけないとの配慮から。

写真はいきなりスタートをしたフラッシュデビルスティック。まだまだ客席も態勢がまったくできておらず、かなり遠くからただただ何となく眺めている人も多い状況。

タイミング的には、いつも以上に短い時間でクイックスタートしました。

こうしたスタート時のさまざまな「タイミング」というのは非常に重要でお客さんの前に立っているOK!ヒロヤと、完全な裏方で音出しのタイミングを見ているトモヒロパパと、そのどちらもが理想的なタイミングを計っております。

客観的にどう見えているか?または、どのようなタイミングが良かったのか?など結果論ではありますが、ケイコママの視点が後々で役に立ってきます。

ショーの3分の1を消化するまではそれほど沢山のお客さんに囲まれていたわけではありませんでしたが、最後にはまずまずという状態に漕ぎ着けました。

写真はこの回の後半の様子。イイ感じに大人も子供もスピニングとしては目指すとおりにバランス良くお集まりいただけて楽しいショーができました。

冬の時期、この時間帯で一番やりにくいと感じるのは太陽の位置。陽が出ていないと寒いのも困るので両刃の剣の状態ではありますが…。お客さんが一番眩しい角度からも大勢お集まりいただけて嬉しかったショーでした。

 

2回目は4時から。

パフォーマンスエリア周辺の往来するお客さんの人数が一番少なく、スタート前から苦戦の予感。スタート時も少し時間を使って呼び込みをしてからのショーをスタートしていきました。ギャラリーの人垣がある程度できてからのスタートはパフォーマー的には気持ちとして余裕があるのではないでしょうか。

夕暮れ時に差し掛かっておりましたが、気温が暖かかったということもありショーの展開もどちらかというとスローテンポ。ゆっくりと進めるショー。こういう時の方がOK!ヒロヤらしいキャラ表現ができるので雰囲気が良く、お客さんのリアクションも強め。前半からお客さんの表情も殆どの人が笑顔で良い空気感になれていたと思います。

キャラ、スピニングマスターズなりのこだわりエピソード。

クリスマスだからとサンタさんのスタイルをしたり、ハロウィンだからとパンプキンおばけのアイテムを使ったり、その時々の雰囲気作りをするパフォーマーもいるかも知れませんが、スピニングマスターズはやりません。イベント出演などで「どうしても」と言われれば考えなくもありませんが、芸歴20年でやったことがありません。それは何故か?ショーの中でのOK!ヒロヤのキャラ表現が崩れるから。スピニングマスターズの「大道芸じょんがら」というショーの持つ雰囲気が保てないのです。

サンタのコスチュームはキッズたちにお任せします。(笑)ホントに子供は可愛いね。何人ものキッズがメリークリスマス!!と声をかけに来てくれました。

1回目と同じようなタイミングでのラストに近い写真。4時25分ごろの写真でしょうか?

太陽が逆光でないので、この演目ひとつとってもお客さんの反応が大きく違っておりました。

一番集客人数も少なくなるかな?と予想するほどの状況からでしたが、最終的には1回目の1.5倍となりました。

 

3回目は6時、ナイトパフォーマンス。

完全に暗くなってからのスタートで照明機材を大量に使用してのショーをしました。スピニングマスターズ特徴とも言えるのですが、OK!ヒロヤのキャラだとか、パフォーマンスアイテムやギミックなどの細かい部分も視認性が向上するように照明機材は多い方です。それでも演出効果のために機材は増やしたいと考えてます。ナイトパフォーマンスの難しいところではないかと思っております。

照明が多いのは良いことですが、現場のコンセント容量も心配なので、基本的にすべてのステージ照明はバッテリー作動の機材を使用。電源コードもなく片付けも楽です。

写真は2ディアのパートなので折り返しポイントを過ぎ、後半に突入したころです。

実はこれくらいの状態になると既に満員御礼まで90%ほどに到達しており、この場所ではこれ以上の集客は多少増えたり減ったりを繰り返すような飽和状態となります。

この後の小ネタで寄せるタイミングとお座りいただける方だけご協力をお願いします。なので、少しだけ密集度が上がりますが、それほど大きな差ではないので、パフォーマンスを披露している私たちとしては気にしていません。後ろの方でお子さんを肩車してみてくれているのを見かけたりすると、少しお客さんの並び方などを整理する程度。より見やすく満足度を上げるという意味でしょうか。

スピニングマスターズのショー構成ではこういうことをするように作り込んであります。言い方を換えれば見やすい環境整備をしやすいようにしてあるということでもあるのです。

そしてこの日3回目のショーの特徴はネタ的な演目よりも、技に反応を頂けたショーだったと感じました。なので、何度かの盛り上がるピークポイントが全て後半に集まっていたと思います。

さて、前回のウインターイルミネーションで一番苦労した7時半からのショータイム。さすがにクリスマス当日でもあり、この日はそれほど心配しておりませんでしたが、前回のスタート時はわずか10名ほどから立ち上がっていったという少しほろ苦い記憶もあります。

 

この日最後のショー、7時30分より。

3回目のショーが終わってからスパンが短すぎるのでお客さんもリピーターが多くなりそう。少しネタや言い回しなども変えつつ、「短めのショーをテンポ良く」を目指します。

さすがにこの時期のこの時間帯。寒くないわけはないのです。そして少し風も出ておりました。写真の炎の流れを見てもお分かりになるほどだと思います。

こうなると、火炎噴射するタイミングや噴射時間も風の方向や強さの様子を見ながら調整するようにしているのです。

気温低下、実施の時間帯を考慮してショーのテンポはこの日4回の中で最速。途中に挟んだ小ネタも短めでありました。

最終的には一日4回のショーで3回目のショーとほぼ同じくらいのデキ。ショーを終えてからも多くの差し入れを頂いたり、お声がけをしていただいたりしてどの回も楽しんでいただけたことが実感できました。

 

たまに思うのですが、どれくらい満足度があるのだろうか?と。ある意味で大道芸のお客さんというのはとても勝手であります。別に悪い意味ではなく、良い意味でもありませんが、これがパフォーマーの率直な感想。面白くなければ勝手にその場を離れてしまって良いのです。ほんの少しでも気に入らなければ見なければよいのです。特に暑い時、寒い時などはそんな自然環境が影響して「寒いから帰ろっか?」という思いだって、それもお客さんの勝手。私たちにはどうすることもできません。

いかに集中して最後の演目までご覧いただけるのかはパフォーマーの多くの場合サジ加減が大きく影響します。それらの「加減」と「タイミング」ということに重きを置いてショーをしているのです。

準備をしている時から声をかけていただけたり、あるいは「大道芸をやります!」とアナウンスした時に、ギャラリーエリアにお集まりいただけるということはスピニングマスターズのショーに対して「期待感」があるのだと私たちは考えています。

そういう期待を持って見に来てくれたお客さんを裏切らないように、その時々の特徴や状況を見極めて、その場にマッチングしたパフォーマンスをお届けできるようにこれからも努力をしたいと思っております。

 

ご覧いただきました皆様、ありがとうございました。メリークリスマス!!そして良い年をお迎えください。